棺に入れられた少女。森の中にひっそり佇むお城のような屋敷。
そこにある意味閉じ込められた美しい少女達。
映像はどこまでも幻想的であり、儚い少女達の美を映しだしている。
物語は、進行する毎に謎は深まり、観る者はあの人気ドラマ『LOST』を見ているときのように、ジレンマに襲われる。
『この少女達は何の為にここにいるのか?』
『卒業した少女達の行く末は?』
『青いリボンをもらった選ばれた少女はどこへ?』
さまざまな疑問が洪水のように襲う。
そして物語の奥底へ引き込む。
そして待ちにまったラスト!!
??????????
それはさらに疑問が増し、つじつまの合わないエンディングであった。
それはないだろう!!!!!!
と大声を上げて落胆しても、無情にもスクリーンはエンディングのデベロップが流れていた。
それまで自分の頭の中であれこれ思索した残酷な結末は消え去り、あたかもこれは『夢』だったというようなエンディング。
そう、この映画は、ラストまではまるでミステリーのように物語は進行するのだが、あくまで観客の対象は『ロリータ・コンプレックス』なのである。
なめるような少女達の肢体を映し出す映像、『ロリータ・コンプレックス』達の憧れである、飼育と言う形をヨーロッパ的に美しく、深い森に囲まれた城のような屋敷に変え、服従の拒否には死を。
学校で教育されるのは、『服従』を基本に美しい肢体を作る『ダンス』。
そう、男性にとって必要なのは、賢い女ではなく、つつましく、自分の意のままになる美しい存在。
世に言う『ロリコン』男性にとっては、もうすべての映像が鼻血ものであり、画面いっぱいに登場するのは美しい少女達。
しかし、夢見がちな女性にとっても、まるで幻想的な絵本の中の世界は魅力的なのではないだろうか。
しかしこの作品は、ジャンル的にもどこに分類していいのかわからない、摩訶不思議な映画であることは事実である。
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