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ウディ・アレンと言えばニューヨークを舞台にした都会派コメディでおなじみだが、この『マッチポイント』は今までの彼の作風とは大きく異なる。
舞台はイギリス・ロンドン。
キャストのアメリカ人は、スカーレット・ヨハンソンのみ。(役柄も同様)
そして、ジャンルは『サスペンス』である。
これまでの作品とはジャンルも雰囲気も全く違い、緊張間漂うストーリー展開に観るものは思わず引き込まれていくことであろう。
主人公の青年クリスは、金持ち女から受ける恩恵も手放せないし、金はないが宮能的な美しい女も欲しい。
女性の立場に立って考えてみても、金持ち男と金はないがイケメンでセクシーとくれば悩むところだが、やはり結婚には将来性があるほうがいい。
しかし、イケメンセクシー男もキープしたいと悩むところである。
このクリスも結局は金持ち女と結婚し、富と社会的に重要なポジションを得るが、スカーレット・ヨハンソン演じるセクシーなノラが再び彼の前に現れ、もう歯止めが利かなくなる。
そして、そこで大きな問題が起き上がる。
将来を約束された上流階級の優雅な生活を捨て、セクシー美女を選ぶのか?それとも?
と言うのがストーリーの流れであり、話そのものにはなんら目新しさはない。
よくあるストーリーだと言える。
しかし、観ているものはいつの間にか主人公のクリスに感情移入して行き、彼の行動にドキドキし、予想がつく結末にこっちまで気持ちが沈んでくる。
しかし、ラストは思わぬ方向へ。
キャッチコピー『あと、1点で、勝敗が決まる・・・
ついている時は、向こう側に落ちて、勝つ。
ついてない時は、こちら側に落ちて、負ける。』
ネットに当たったボールが、どちらかに転ぶ・・・
まさに運。
そして、それが、人生のすべてを決めるものだったりする・・・
ラストで初めてこの『マッチポイント』と言うタイトルの意味を理解するだろう。
ウディ・アレンの作品は苦手と言う方もぜひ見ていただきたいし、彼のファンの方も、今までとは違う新しい世界として是非おすすめしたい。
バックに流れるオペラも美しいし、ロンドンの美しい景色も堪能できる。
いやはや、ウディ・アレン御歳71歳、彼の次回作も大いに楽しみである。
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