『サウンド・オブ・サンダー』を鑑賞前になんとなく頭によぎったのは、あの超駄作タイムライン(2004)のように、前宣伝だけの映画じゃないか?と言うことだった。
案の定、あそこまでひどくはないが、100億ドルもの大金をつぎ込んだ割には、SFXも稚拙だし、典型的なB級SF作品であった。
まずストーリーが、一定のテンポで進行し、冒頭からラストまで、たいした盛り上がりがない。
一見スピーディに進行しているように見えて、実はブロットに隙だらけで、何もかも中途半端と言う印象が拭いきれなかった。
一言で言えば、内容に厚みがないのである。
タイムトラベルの『何か』が原因で崩れた『生態系の進化』。
突然、時間波と共に見たこともないような植物や、動物が現れ、人々はパニックになる。
と言っても、人々が慌てふためき、逃げ惑う描写もいまいち弱い。
稚拙で不出来なSFXにお金を掛けすぎたのか、エキストラの数が極端に少なく、迫力も何も全くない。

物語は、納得した説明なしで、どんどん進行していくし、地球崩壊危機の原因を探り、それを突き止めるまでのサクセスもあまりにも単純であり、緊張感など全くない。
ストーリー進行が、あまりにも先走りなのである。
映画に登場する恐竜や生態系の進化によって現れた、猿のような動物も、稚拙なSFXで描かれている為、迫力はないし、まるでTV映画の乗りである。
この映画に関しては、共感する部分が皆無であった。
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