前作から数十年後、リプリーは天才チエンバロリストの妻とイタリアの広大な敷地を持つ邸宅に住んでいた。
一見優雅で平穏な暮らしだが、彼には裏の顔があった。
数年前、美術品のディラーである彼は貴重な画家の素描を売る際、売値で口論となった彼は、相手のボディガードを殺害し、相手が用意した120万ドルに加え、売るはずだった絵も奪った。
奪った金は相棒のリーブスに全額渡し、素描はその何倍もの金額で売却したのだった。
それから数年後、突然リーブスが彼の元を訪ねてくる。
商売に邪魔なロシアンマフィアの一人の抹殺依頼に来たのだった。
しかし『自分は殺しのプロではないから』と断る。
そして、昨日のパーティの席で自分を屈辱したイギリス人ジョナサンを、その屈辱の復讐のために推薦する。
ジョナサンは額縁職人で、美しい妻と幼い息子とともにささやかながら幸せな家庭を築いていた。
しかし、ジョナサンは慢性の白血病で先は長くない。
彼の死後、残された妻と愛息を思うと、5万ドルと言う大金は殺人と言う大罪を犯しても欲しい。
彼は、意を決してその殺しの依頼を承諾することにした。
ジョナサンは知らない、これがリプリーの危険なゲームだと言う事を・・・。
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