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映画
Zoo

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ジャンル:ホラー
監督:金田龍 、安達正軌、 小宮雅哲、 安藤尋、水崎淳平
出演:小林涼子、松田美由紀、吉行和子 、鈴木杏樹、杉本哲太 他
製作国:日本
日本公開:2005年
評価:★★★☆

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icon ストーリー


5人の監督が仕掛ける、怖くて、哀しくせつない5つの物語。
1,カザリとヨーコ
2,SEVEN ROOMS
3,SO-far
4,陽だまりの詩
5,ZOO


 
icon 感想

原作は、若き小説家「乙一」さんの短編小説「ZOO」である。
まだ一度もこの作家の小説は読んだことがないが、Yahooでこの映画を有料配信していたときに非常に興味を持った作品で、そのときから注目していた。
と言っても、所詮オニムバス映画、ほとんど期待しないで鑑賞。

物語自体はそう目新しさはないが、この作者の単純な発想が、逆に新鮮であり、観るものが予想できる範囲なのに何故かそれが「こうなったらいいのに」と言う観客心理をついているところがこの映画が一般受けする理由であろう。
これはオムニバス形式のドラマとしては、文句なしに面白く、どの物語も引き込まれてしまう作品であった。

1,カザリとヨーコ
監督:金田龍
出演:小林涼子、松田美由紀、吉行和子
評価:★★★★
ストーリー:カザリとヨーコは一卵性双生児。ママはカザリだけを可愛がり、ヨーコには部屋も食べ物も与えてくれず、虐待をくり返す毎日。
そんな境遇から抜け出そうとしている中、ある出来事がきっかけで事態は思わぬ方向に……。

感想:虐待をテーマにした物語で、オニのような母「松田美由紀」の元々怖い顔がはまり過ぎで恐ろしい。
話の展開は途中からわかるものの、観客は「こうなったらいいのにな」と思う方向へ話が進むので、見終わった後心地よい。
短い出番ながら吉行和子が悲惨なヨーコの日々に一筋の光のように、観るものにも一種の清涼剤となっている。

2,SEVEN ROOMS
監督:安達正軌、
出演:市川由衣、須賀健太
評価:★★★★
ストーリー:ある日突然、コンクリートの小さな四角形の部屋に閉じ込められた姉とボク。
部屋は全部で7つ。
部屋と部屋を結ぶ通路は体の小さなボクしか通れない排水溝だけ。
6日目を迎えた者は必ず惨殺される……! 
果たして二人は生き残れるのか?!

感想:
監禁と言うテーマは良くありがちだが、ここに幼い男の子を登場人物として加えたことで、話は思わぬ展開を見せている。 姉役の市川由衣は自己中で弟へのいたわりもなく、こき使う嫌な女だと思ったが、落ちは、やっぱり「弟思い」のいい姉だった。 しかし、あの汚い下水溝(トイレ兼)に姉に命令されて何度も潜る弟の健気な事・・。あまりにかわいそうになってしまった・・。

3,SO-far
監督:小宮雅哲、
出演:神木隆之介、鈴木杏樹、杉本哲太
評価:★★★☆
ストーリー:
居間のソファで両親の間に座ってすごす団欒のひとときが、ボクの幸せだった。でも、いつの間にか奇妙なずれが。父は母が死んだと思い込み、母は父が死んだと信じ、それぞれに見えているのは、ボクだけになっていた……。

感想:主演の子役の男の子がめちゃくちゃ可愛い。
まるで女の子のような風貌で、目で哀しみ、切なさを訴える演技がジーンと来る。
これは、5つの作品の中で唯一結末の予想がつかなかった物語である。
大人が悪い!子供の心は純粋であるから、知らず知らず子供を傷つけることってあるだろう。

4,陽だまりの詩
監督:演出:水崎淳平、神風動画、
出演:鈴木かすみ、龍坐
評価:★★★☆
ストーリー:
ほとんどの人間がすでに息絶えた頃、一人の男を埋葬するために、私は作られた。そのためには死を学ばねばならなかった。男が死を迎えた時、全ての真実が明らかになる。フルCGで迫る感動のファンタジーアニメーション。
感想:これは綺麗なアニメーションである。
物語は別に目新しいこともないし、誰でも考え付きそうなストーリーであるけれど、これをアニメーションにしたということが正解の作品である。
すべての作品に言えることだが、この作者の物語は単純発想で、誰でも考え付きそうなストーリーであるけれど、一歩間違えばとてつもない駄作になってしまうところが、ギリギリのところでうまくまとめてあるということだ。

5,Zoo
監督:安藤尋、
出演:村上淳、浜崎茜。
評価:★☆
ストーリー:すでに廃園となった動物園で、発作的に彼女を殺してしまった男。彼は毎日、彼女の死体写真を撮りに動物園へ通うようになった。やがて、彼の身に異変が起こり始める……。

感想:5つの物語で唯一、面白くなかった作品。
最後に持ってきて正解である。
死体の腐敗する様を毎日写真に収める男、吸血鬼のようなキモイ女、謎のシマウマ、全く訳がわからない作品である。

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