前作Sawは低予算で製作したにもかかわらず、斬新なアイデアとスリリングなストーリー展開で世界的に大ヒットした作品である。
ヒット作の続編と言うと、期待していた割には裏切られると言うパターンが多い。
まして監督は前作のジェームズ・ワンからやはり新人監督のダーレン・リン・バウズマンにバトンタッチ。
これはもしやCubeシリーズの二の舞を行くのかと危惧した。
しかし、そんな心配も何のその、この作品は決して観客の期待を裏切らない出来栄えであった。
何よりも展開が前作に比べ、スピーディでスリリングである。
前作の舞台は、90%以上が密室で、2人の囚われた男が中心に物語が展開した。
今回の作品では、刑事エリックを初めとする警官に捕らわれた殺人鬼『ジグソー』、そして8人男女の密室劇と2つのドラマが同時に展開される。
物語りも前作よりもグッと濃密により複雑な展開を見せている。
前半であっさりと捕まってしまう『ジグソー』だが、前作以上に登場時間が長く、物語のキーマンとしての役割をきちんと果たしている。
『ジグソー』演じるトビン・べルはB級映画の出演がほとんどながら、なかなかどうして存在感もあるし、底知れぬ不気味さを醸し出し、なかなかの怪演であった。
残酷描写も前回よりもパワーアップし、目をそむけたくなるシーンも多々あった。
しかし、無駄に残酷描写をしすぎるわけでもなく、あくまでストーリーに重点を置き、本筋に沿って展開するので、決してやりすぎではなく、必要不可欠な描写のように思える。
その辺が、今までの猟奇殺人ホラー映画とは一線を越している所以であろう。
あくまでこの映画はスリラーであり、前作同様観客が意表を付く展開がいくつか用意されている。
そしてこの映画には本筋とは別に謎が用意されており、映画内でははっきりとそれを解明していない。
8人が助かるには解毒剤の入った金庫を開けなくてはならない。
その番号のヒントは、
1、番号は頭脳の裏にある
2、順番は虹のかなたにある( OVER THE RAINBOW)
映画の映像を観ていればある程度察しが出来ると思うが、私なりに解説してみようと思う。
以下はネタばれになるので、ドラッグしてご覧になって頂きたい。
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1、頭脳の裏=すなわち全員の首筋に数字が刻まれている。
2、虹の彼方=首筋にかかれている数字は、それぞれ色が違い、虹のスペクトルを表している。
虹の色は、国によって文化の違いから認識が異なるが、アメリカ一般的には6色=赤・橙・黄・緑・青・紫
学術的には7色=赤・橙・黄・緑・青・紫+藍
『登場人物の数字の色』
1、ガス(銃殺)=2(赤)
2、オビ(焼死)=9(青)
3、ジョーナス(撲殺)=16(黄)
4、ローラ(毒殺)=11(緑)
5、アディソン(ガラスケースに腕を挟まれる)=8(紫)
6、ザビエル(刺殺)=数字不明 (橙)
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7、アマンダ(生還)=数字、色とも不明
8、ダニエル(生還)=数字、色とも不明
全員で8人だが、アマンダは『ジグソー』の手先であり、ダニエルは初めから生還させるのが目的であるので、二人は省いて6人で考えてみると、
虹のスペクトルの色の順番は、赤・橙・黄・緑・青・紫であるので、
1、ガス=2(赤)
2 、ザビエル=不明(橙)
3、ジョーナス=16(黄)
4、ローラ=11(緑)
5、アディソン=8(紫)
6、 オビ=9(青)
したがって、2、○、16、11、8、9 が金庫の鍵の番号なのか?
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