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映画
フライトプラン − Flightplan

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ジャンル:ミステリー、サスペンス
監督: ロベルト・シュヴェンケ
出演: ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード、ショーン・ビーン
日本公開:2006年
制作国:アメリカ
評価:★★★★

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icon ストーリー

突然の夫の自殺で、ベルリンからニューヨークに世界最大の大型旅客機で故郷へ向かうカイルと6歳になる娘ジュリア。

しかし機内でうたた寝から目覚めたカイルのそばにジュリアの姿はなく,しかもフライト・アテンダントや周りの乗客を含め、誰も最初からジュリアを見てはいないと言う。
そして、 ジュリアが搭乗した記録もおろか、出国した記録さえないと言うのだった。
始めは協力的だった乗務員も、彼女を訝しげに遠巻きに見るようになっていく。
広い機内を必死に探し回るカイルだったが、どこにも彼女の姿は見当たらなかった。

彼女の妄想なのか?それとも真実は他にあるのだろうか?

 
icon 感想

これは文句なしに面白い!!
前半はサスペンスタッチで、見るものに謎を問いかけ、後半は飛行機版「ダイハード」と言った赴きがあり、脚本にも無駄がなく
緊張感溢れ、始終ハラハラどきどきの展開であった。

隠れることも外部に脱出することも叶わない場所ではあるが、逆にその限られた空間が効果的に演出され、おまけに彼女は乗務員以上にこの機体を熟知していると言うこともキーワードである。
彼女はなんとこの機体の設計技師なのである。
その辺もこの映画の見せ場の大きなポイントになってくる。

限られた空間と言うと前作の「パニックルーム」を思い出すが、あの作品はいまいち詰めが甘く、私としては評価出来かねる作品であった。

あの作品では息子と言うある意味心の支えがあったが、この作品では自分の信念だけが支えであり、最愛の娘はこの機内では「無」の存在として周りに認知されてしまっている。

自分で当たり前のように思っていたことが、すべて無だと言われ、頼れるのは自分だけと言うシュチュエーション。
この辺のくだりはまるでジュリアン・ムーア主演のフォーガットンを思わせる。
フォーガットンでのキーワードは「母子愛」であったが、この作品でも同様にジュディ・フォースターが強い母親を演じている。

ジュディ・フォースターは神経衰弱ギリギリの演技をさせると実にうまい!!
この人のいかにも神経質そうな風貌と相まって、彼女の緊迫感が痛いほどひしひしと観る者に伝わってくるのだ。

彼女の要請によって、機長から全フライト・アアテンダントへ子供を捜せと言う支持が出るが、皆「探せと言われたから仕方がなく探す」と言った風情で、本気で探している姿勢ではない。
そんなフライト・アテンダントの描き方が、適切ではないと全米のフライト・アテンダントの協会がこの映画に対してボイコットしているそうだが、逆にそういう運動はいい映画の宣伝効果になるのではないだろうか。
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