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映画
シン・シティ  − Sin City

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ジャンル:スリラー、アクション
監督 フランク・ミラー 、ロバート・ロドリゲス 、クエンティン・タランティーノ
出演:ブルース・ウィリス 、ミッキー・ローク 、クライヴ・オーウェン
日本公開:2005年9月
制作国:アメリカ
評価:★★★★

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icon ストーリー


『YELLOW BASTARD』(映画冒頭から映画後半へ繋がる)
街で正義を貫く刑事ハーディガン(ブルース・ウイルス)、しかし彼は心臓病で警官をやめなければいけない。
最後の事件は上院議員の息子ロークJr.が起こした少女誘拐殺人事件。
11歳のナンシーがさらわれてしまい、ハーディガンは救出に向かうが・・・。

『HARD GOOD BYE』
醜い大男マーヴ(ミッキー・ローク)。
彼を愛してくれたのはゴールディという美しい娼婦だった。
しかし、ゴールディは寝ている間に暗殺者ケビンに殺され、マーヴは警官に追われる。
一体誰が何のためにゴールディ殺害を依頼したのか、マーヴは真犯人を捜すため邪魔者を抹殺しながら真実を追い求める。

『BIG FAT KILL』
新参者の暗殺者ドワイト(クライブ・オーエン)。
恋人シェリーの元彼氏ジャッキーは彼女にしつこくつきまとうが、ドワイトは追い払う。
しかし、いずれジャッキーが人を殺すであろうという予感に後をつける。
ジャッキーが向かったのは娼婦の街。
そこは女が絶対権力の場所だった。
しかし、ジャッキーは娼婦の1人に絡み、ドワイトも否応なく巻き込まれ事態は思わぬ方向へ展開する。

 
icon 感想

アニコメ物は個人的に敬遠しがちで、どうも食指が伸びないし、評価もどうしても低くなりがちなのだが、この映画には完全にしてやられてしまった!!

スタイリッシュで美しい斬新な映像。
実写なのにもう完全にアニコメの世界である。

暴力描写もすさまじく、しかしベースとなるカラーが白黒で、血吹雪が白だったり、黄色だったりで、全く血の温かみが感じられないので、映像的には目を背けるような心地悪さもない。

しかし、見るものが映像から飛躍して自分自身の中にそこから先への想像の世界を築いてしまうので、その恐怖に耐えられない者はこの映画への評価は低いであろう。

視覚から来る恐怖が5としたら、そこから想像を膨らませ、いつの間には観る者は自分の中に恐怖の世界を想像で10にしてしまう。

たとえば、ミッキー・ローク演じるマーヴが、犯人を追って、ある屋敷に侵入し囚われたとき、そこには彼の保護観察員である女性が囚われていた。
その女性は、イライジャ・ウッド演じるカリバニズム愛好家の少年に、『腕を目の前で食べられてしまった』と彼女は語る。
手首から切断され、傷口は綺麗に縫われている。
血は全く出ていない。おまけに映像は白黒である。
視覚的な気持ち悪さはほとんど感じられない。
でも、その彼女の言葉から観客は、「食べられている場面」を想像してしまうのである。

そんな意味でも想像力の豊かな人、乏しい人では大きく評価が変わってくるし、豊かな人でもその自分の築いた恐怖の残像に耐えられない人は、評価も低いことであろう。
そういう意味でも大きく賛否両論に分かれる作品だと言える。

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