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映画
バタフライ・エフェクト − The butterfly effect

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ジャンル:ミステリー、SF、スリラー、サスペンス、ロマンス
監督:エリック・ブレス 、J・マッキー・グルーバー
出演:アシュトン・カッチャー 、エイミー・スマート、 ウィリアム・リー・スコット
日本公開:2003年製作・日本未公開 2005年8月DVD発売
製作国:アメリカ
評価:★★★★☆

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icon ストーリー

過去に戻って現在、未来の出来事を変えることができる青年を描いたSFスリラー

幼い頃から度々記憶を失っていたエヴァンは、治療のため日記をつけ始める。
13歳の頃、エヴァンは幼なじみのケイリーたちと悪戯をして大事故をひき起こすが、 その瞬間も彼の記憶は空白だった。
やがてエヴァンは引っ越すことになり、児童愛好者の父親と兄に囲まれて苦しむケイリーに、「君のために戻ってくる」と伝え残す。
時が経ち、大学生となったエヴァンは、記憶を失うこともなくなっていた。
しかし、昔の日記を見つけた時から、エヴァンの意識に変化が起きる。
あるひとつの出来事をを7年ぶりに思い出したエヴァンは、他の記憶の手がかりを探そうとケイリーの元を訪ねる。

ウエイトレスの仕事で疲れ果てたケイリーは、エヴァンスがいたずらをして大事故を起こしたとき、いったい何があったのか?
と尋ねると。彼を拒絶しその場を立ち去ってしまった。
そして、翌日彼女の兄から「ケイリーが自殺した」と言う知らせが・・・・。

そして日記を読むことによって、失われた空白の記憶が戻り、7年前に戻ることが出来るようになった彼は、重大な決心をするが・・・・。


 
icon 感想

これは久々のヒットである!!
ノンストップで展開されるスリリングなストーリーは観る者を惹きこんで止まない!!

“バタフライ・エフェクト”とは、カオス理論を“一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる”という喩えで表した有名な言葉であるが、初期のごく小さな差違が、将来的に予測不能な大きな違いを生じるというカオス理論を効果的に取り入れた作品である。

その小さな差違を、未来を変えるために何度もやり直しをする。
うまくいったと思いきや、思わぬ展開に狼狽する主人公。
小さな差違の変化で、すべて周りの未来を変えてしまう。
その展開が実にスピーディであり、映像もスタイリッシュで、次はどう出るのか?と思わずワクワクしてしまう。

そしてひとつづつ明らかになる7年前の失われた記憶の破片・・・。
主人公とともに驚き、そして彼はその事実を変えようと再び過去へと旅立つ。
その小さな差違によって、ケイリーがあるときはい疲れたウエイトレス、女子大生、麻薬中毒の娼婦であったり、7変化して登場するのが実に面白い。
過去の差違によって人の未来をこうも変えてしまうのかと言う事実に、主人公とともに思わず驚愕してしまう。

時間逆行で未来を変えるというストーリーには『バック・トゥー・ザ・フィーチャー』や『タイム・マシン』などが有名だが、それらの作品と比べてこの作品は、SFではあるが、サスペンス、スリラー、ミステリー、ロマンスの要素があり、よりスリリングで奥が深い作品となっている。

この作品には、ディレクターカット版なるものがあり、結末が大きく異なってくる。その内容を海外のサイトで確認したが、劇場版のほうがわかりやすい。
しかし、観終わって余韻を残すのはデレクターカット版であると思う。
ディレクターカット版がどのような結末なのか知りたい方は、下記をドラック。

ディレクターカット版ネタバレ↓
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8mmに写った映像は、陣痛で苦しむ母の姿だった。母はエヴァンを生む前に2度流産の経験していた。このときも母は流産する運命であった。エヴァンはその母の胎内へと入り、消え行く命をかみ締めるのであった。
これでいいんだと・・・。そして、3度目の妊娠で待望の男の子が生まれた。しかし、それはエヴァンではない。その男の子は、ケイリーと結婚し、幸せな人生を歩むのであった。

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2つの異なる結末によって映画の印象が大きく変わってくるだろう。
私はどちらもありかなと思うが、ディレクターカット板のストーリーはあまりにも物悲しすぎる。

主演の:アシュトン・カッチャーは、『ジャスト・ア・マリッジ』でブレイクした若手俳優であり、あのデミ・ムーアと年の差カップルでも有名である。

ヒロインのエイミー・スマートは、この作品で初めてその名を知った。
メジャー作品では初登場だが、7変化で登場し、始めの生活に疲れたウエイトレスの演技はなかなか良かった。
この作品を期にブレイクすることを祈る。

予断だが、 アントン・カッチャー演じるエヴァンの母親役の女優の声が甲高く、まるで子供の声のようで、シリアスな物語なのに彼女が出てくるとコミカルになってしまっていた。
彼女はコメディ向けの女優のような気がするが・・・。(苦笑)

とにかくこの作品は今年のメジャー娯楽映画作品の中では、2005年5月18日現在、NO1の傑作映画であった。
まだ観ていないという方はぜひおすすめする1本である。

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