あの「スクリーム」シリーズの監督、脚本家のコンビによる作品である。
配給元が完成作品を見てNGを出したとかで、全編再度取り直し、予定より公開が1年遅れたという曰くつきの作品でもある。
テンポがいいし、随所に笑いを散りばめ、大衆娯楽作としては、そう悪くもない。
怖いか?といわれれば怖くはないが、じめじめした暗さがなく、ホラーが苦手な方でも安心して見る事が出来る作品である。
作品としては同じ「狼男」を主題とした1981年の「狼男アメリカン」のようなコミカルな味わいのあるホラーである。
しかし、いつも疑問に思うのだが、女性が狼に変身しても「狼男」と呼ばれるのは何故?
映画の中でも狼男と呼ばれているが、何故「狼女」ではないのか?
う〜ん、不思議だ。
キャストの中で、シリアスな演技を見せるのが、あの「アダムス・ファミリー」のクリスチィナ・リッチであり、この人が登場すると「あぁこの映画はホラーなんだ」となぜか納得する。
大きな瞳や、丸い顔は子役時代から変わらないが、時折はっとするほど美しく感じる。
この人は作品ごとに味わい、美しさを増し、これから年を重ねる毎にどのような変身をしてくれるのかとても楽しみな女優である。
弟役のジェシー・アイゼンバーグは、それとは対照的なコミカルな演技であり、ホラー映画の持つじめじめ感を取り払う一種の清涼剤のような役割を担っている。
「スクリーム」では意外な人がラストで「殺人鬼」と判明するが、この作品でも狼男の「種」となる人物がラスト近くで判明する。
「スクリーム」のように「殺人鬼」を主役にしたものより、「狼男」のようなモンスターホラーのほうが私にとってはよほど楽しめる作品であることは確かであった
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