ベストセラーファンタジー小説の映画化であり、児童向けの作品である。
この手の作品は見た人の年齢でずいぶん評価が変わるのではないだろうか。
物語はいたって単純であり、 絵本の世界の御伽噺そのものである。
この3三姉弟妹はことごとく不幸な目にあうが、そこはもうお子様向けで人が死のうが何をしようが残酷なシーンは一切カットしてあるので、不思議に暗くはならない。
この映画は面白いのかそうではないのかその点の評価に大変困る作品であった。
決してわくわくするようなストーリーではないし、
引き込まれる展開でもない。
ジム・キャリー演じるオラフ伯爵が、7変化で子供たちの前に現れ、彼らの財産を狙い、命をも狙う。
相変わらずのジム・キャリーの臭いワンパターン演技に少々辟易した。
自分では笑いを取っているつもりなのだろうが、見ているほうとしては、いい加減にしてくれ!!と叫びたくなる。
しかし、この映画の美術、映像に関しては特筆すべきものがある。
まるで絵画を見ているようなファンタジックな映像は、物語がどのようにつまらなくても、その世界観には感服する。
すべてが夢のようで美しい。
影絵風のエンドクレジットも美しく、細部に渡ってファンタジックであり、心を躍らせる。
その点はさすがにドリームワークス作品である。
しかし、どんなに映像が美しくても、大人が見るにはストーリー展開が面白くなければ、その映像の世界に引き込むことは不可能である。
この映画は大人が見て楽しむというよりは、お子さんと一緒に映画を楽しむための作品であると思う。
ぜひお子さんと一緒のご鑑賞をお勧めする。
ただし、あまり小さなお子さんだと理解困難な部分があるだろうし、逆に小学校高学年位のお子さんだとストーリーに物足りなさを感じるかも知れない。
とにかく微妙な作品であることは確かである。
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