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映画
アレキサンダー − Alexander

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ジャンル:歴史スペクタクル
監督: オリヴァー・ストーン
出演: コリン・ファレル、 アンジェリーナ・ジョリー、ヴァル・キルマー アンソニー・ホプキンス、ジャレッド・レトー、 ロザリオ・ドーソン、ジョナサン・リス=マイヤーズ
日本公開:2005年2月
製作国:アメリカ
評価:
★★

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icon ストーリー

紀元前356年、マケドニア王国にて、王フィリッポス(ヴァル・キルマー)とその妻オリンピアス(アンジェリーナ・ジョリー)との間にアレキサンダー(コリン・ファレル)が生まれる。
しかし、両親は絶えず争いを続け、母は我が子を王にすることだけに情熱を燃やしていた。
元前336年、王フィリッポスが何者かに暗殺されてしまい、アレキサンダーは20才で王として突然即位する。
そして、ペルシア帝国を攻略すべく、アジア各地に進軍し、24歳でエジプトの王となり、そして終には世界最強のペルシャ帝国を滅亡に追いやった。
そして戦いに勝利したアレキサンダーは、世界征服を目指しさらに西へと向かい、アジアを征服して行くが・・・・。

 
icon 感想

私は歴史映画が好きである。
それも神秘のベールに包まれたアレキサンダー大王の生涯を描いた作品などと聞くと、公開前からかなり楽しみにしていた。
しかし、全米で公開されるやいなや、アカデミー賞ならぬ、ラジー賞有力候補だとささやかれ、まこと不名誉なうわさしか聞こえてこなかった。
キャストも監督も一流だし、200億円と言うとてつもない制作費をかけた映画がそんなはずはない!!と半信半疑で鑑賞した。

結果、うわさには二言はなかった・・・。
まず、アレキサンダーが世界征服の意図があまりにも曖昧であり、飛ぶ鳥を落とす勢いで国々を侵略したにもかかわらず、その達成感が観るものに全く伝わって来なかった。
結果、 ペルシア帝国との戦いの場面とインド侵略の戦いの場面以外は、だらだらと間延びしており、睡魔と葛藤すること3時間、苦痛の時間であった。

明らかに脚本がまず第一に悪い。オリバーストーンが脚本も担当しているので、脚本、演出ともに問題があると言えるが。
この脚本では、アレキサンダーと言う人物に感情移入が全く不可能である。
確かにコリン・ファレルの金髪は取ってつけたようだし、大王としての威厳もなく、ミスキャストだと言えなくもないが、他の俳優の起用を持っても、この脚本では中途半端で終わってしまうだろう。
3時間で大王の生涯を描くことは確かに困難ではあるが、もっとドラマチックに観るものに感情移入が出来るように描くことは出来なかったのか?
何よりもアレキサンダー大王の偉大さが全く伝わらす、単なる記録映画の乗りである。
アレキサンダーの苦悩を中心においたのだろうが、それにしてもやはり中途半端な印象がぬぐえない。
この手の作品は、評価が大きく分かれるところであるが、歴史好きの私にとってもこの映画はいただけない。

しかしキャストは興味深いものがある。
アレキサンダーの父は、2代目バットマンのヴァル・キルマーであり、なかなか威厳のある粗野な古代の王を好演していた。
その王妃であり、アレキサンダーの母オリンピアス役のアンジェリーナ・ジュリーは、エキセントリックな王妃を妖婦的な雰囲気で演じており、息子役のコリンとは1歳しか違わないが、それほど違和感なく演じていたのが印象的である。
アレキサンダーの友人にして後のエジプト王プトレマイオス将軍の老年期を演じたアンソニー・ホプキンスは、まるでシェークスピア劇を観ている様な語りで、うまくエンディングとラストをまとめていた。

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