いわゆる低予算のB級ホラー映画であった。
それも極めつけのB級であり、脚本はめちゃくちゃ、近年まれに見るお馬鹿映画である。
ビデオで終わるのかと思いきや、なんと日本公開を控えていると言う。
配給もとのセンスを大いに疑ってしまう。
しかもこの映画をトロント映画祭のワールドプレミアで上映されるやいなや、多くのアメリカ配給会社がその配給権に殺到したという。
そして、全米では初登場3位と言う驚くべき数字を記録したそうだ。
まあ、映画と言うのは宣伝である程度初めは数字を稼げる。
配給権を手にしたライオンズ・ゲートフイルムズは、宣伝費に1300万ドルを投じたそうだが、その功をなして成功したようである。
しかし、その後映画を見た人が「裏切られた!!」と叫んだのか否やは私には知る由もないが・・・・。
そして監督は、あのデビッド・リンチ監督のショートフィルムの多くをプロデュースし、映画は本作がデビューになるそうである。
おまけに宣伝文句が、クエンティン・タランテーノやトビー・フィーバー、ピーター・ジャクソンが大絶賛と言うことだが、もしそれが事実なら3人の感性が大いに危ぶまれる話である。
音楽も特殊メークチームも一流だという。
ここまで言われたら、多くの人は興味を呼ぶであろう。
私もそんな一人であった。
宣伝文句と、オフイシャルサイトの雰囲気あるFlash映像にまんんまとだまされてしまった。
まず登場人物の設定もいい加減であり、意味ありげに見せておいて、結局何も意味を成していない。
そして
登場人物に魅力がなく、感情移入できる人物が一人もいない。
ストーリーもいたって単純であり、一人の感染患者が5人に近づき、人目で伝染病だと見破り、逃げ惑い、追い払う。
そして自分たちの仲間も徐々に感染し、他の人に助けを求めるが、彼らも同様追い払い、排除しようとする。
伝染病の原因も語られず、伝染病の恐怖を描くパニックホラーとしてもあまりにも登場人物が少なく気迫に欠ける。
観終わった後感じたことは、「いったいこの映画って何?」と一言感じただけであった。
ストーリー=めちゃくちゃ、演出=平凡、特殊メイク=特筆すべき点なし、キャスト=無名。
この映画を面白いという人間は、配給もとの人間だけだと言って過言のない
超駄作ホラーであった。
Homeへ(映画コーナーには、日本公開前の作品プレビュー多数あります。)
|