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映画
コンスタンティン − Constantine

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ジャンル:アクション・ホラー
監督:フランシス・ローレン
出演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ
製作国:アメリカ
日本公開:2005年春
評価:★★★

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icon ストーリー

キアヌ・リーブスが、トレンチコートとタバコを片手に、現代と地獄を行き来する闇のヒーロー『ジョン・コンスタンティン』のコミック実写版映画。

ジョン・コンスタンチンは、オカルト探偵/悪魔祓いとして、その世界では知らぬ者のない存在だった。
この世には、悪魔や天使が宿った人間が生息しており、彼にはそれを見分ける能力があった。
そして、自在にこの世と地獄を行き来することが出来るのである。
ある日、 ヘビースモーカーであるコンスタンチンは、肺がんで余命いくばくもないことを知った。
自分の死後、地獄へ送られる運命にあると知った彼は、悪魔を倒すことで、天国に行こうと目論む。
そんなジョンのもとに、双子の姉妹を亡くした刑事アンジェラが現れ・・・・。


 
icon 感想

巨額の予算を投じたホラーアクション映画で、キリスト教が考える死後の世界をリアルに描いた作品である。
この映画で興味深いのは、我々が比喩的または抽象的なイメージとして捉えているものを映像化している点だ。
コンピューター・グラフィックスを用い、地獄の光景を描き出しているが、なるほどこの作品の監督はミュージックビデオ出身の監督だけあり、鮮烈なビジュアル感覚である。
我々が想像する地獄と言うよりは『核爆発後のロサンジェルス』と言う感じの風景で、実にユニークである。
私はカトリックではないが、昔から何故か『自殺をすると地獄へ行き、永遠に苦しむ』と言う概念を何故か信じている。
だからなお更恐ろしくもある。

冒頭では、イエスキリストを処刑したときに使用したという、伝説の『ロンギヌスの槍』が、南米のとある場所で男が発見するところから始まる。
『ロンギヌスの槍』!?スケールが大きそうだ!!と期待して見ていたが、なんて事はない、その後はそれが『地獄とこの世の橋渡しの原因』になっているとの説明だけで、あまりその後の進展には意味がなかった。
何せ原作がコミックなのだから、ストーリーは突っ込みどころ満載である。

それに、キアヌ・リーブスがモゴモゴとこもった声でいろいろ説明はしているのだが、よく見ていないと話がわからなくなる。
コミック読者であれば、即座に登場人物の把握ができるであろうが、登場してしばらく『この人は誰?』と理解するまで少々時間がかかった。
彼のファンには大変申し訳ないが、相変わらず鷹揚のない台詞回しに、感情の伝わらない演技を見ていると、そちらの方に気が取られ、どうも映画の世界に入っていけないのだ。
他の役者が演じていれば、もうちょっとストーリーを追うことが出来たかも知れない。
まあ、この手の映画で演技力云々は、誰も期待してはいないと思うが・・・。

キャストで印象に残ったのは、天使ガブリエルを演じる英国出身の女優ティルダ・スウィントンである。
彼女は『オルランド』と言う作品で、16世紀から現代まで、男から女性へ、女から男性へと何度も生まれ変わるという役を演じていたが、その男女の性を超えた不思議な魅力は、天使と言う無性別な役には実にはまり役であった。

この映画は、原作を読んでいるアメリカ人にはそのストーリーを即座に理解できるだろうが、日本人にとってはなじみのないコミックであり、万人向けする作品と言うより、カルト的な要素が強い作品であるのではないだろうか?

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