原題は『スリーモンスター』である。
香港編、韓国編はその名前にあったストーリーだが、日本編は全く他の作品と毛色が違う。
日本語題名『美しい夜、残酷な朝』の方がぴったりとはまる。
そういう意味で、日本編は、この作品の中である意味異色であり、浮いているように思える。
日本編―
美しい映像、ストーリーと言うこと監督が意識しすぎたのか、途中までは面白かったが、ラストの種明かしを見て一気に冷めてしまった。
映像は確かに美しいが、他の2作品と比べて迫力もインパクトも皆無であった。
監督の自己満足的な作品であると思うのは私だけなのか?
香港編―まずエグイ映像で、しばらく水餃子を食べるときにこの映画を思い出しそうである。
美しさを保つ食材に加工されるのが『水餃子』とは、香港らしい発想で良いと思う。
しかし、水餃子を食べて、夫の愛を取り戻した女が、なんらその前と風貌も変わりなかったので、その辺の変貌ぶりを映像で描いたらもっと面白かったのではないだろうか。
韓国編―狂気の夢を見ているかのような作品だった。どこか作り物めいた設定は、逆にそれが狂気の夢の中のようであり、いい効果を出していたように思う。
恐怖の中にもどこかユーモラスがあり、楽しめる作品であった。
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