韓国内では興行的には不振に終わったようであるが、第61回ベニス映画祭にて監督賞を受賞し、世界では認められた作品である。
まさに
賞を取るのは納得の、これまでにはない、斬新なストーリーであった。
決して派手な作品ではない。
全編せりふはほとんどなく、動き、表情で語られるシュールなラブ・ロマンスである。
ドライでクールな雰囲気とストーリーは、現代の象徴であるかのようである。
他の韓国映画とは一線を引く雰囲気で、この監督の作品『ほえる犬は噛まない』、『殺人の追憶と同様、独特な雰囲気が好きである。
ラストも物語の中心人物である青年と女、その夫ともそれぞれが幸せになり、それがまた不思議なハッピーエンドなのである。なぜなのかはネタばれになるので触れないが、ある種の癒しをもっている作品であると思う。
この類の作品は好き嫌いが極端に分かれると思うが、上記の作品を見て気に入った方にはお勧めしたい作品である。
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