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THREE-臨死



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督:クリス・ケンティス
出演:キム・ジウン、ノンスィー・二ミブット、ビーター・チャン
製作:2004年、韓国・タイ・香港
評価:韓国★☆ タイ★ 香港★★★★

  ストーリー    
 

韓国、タイ、香港の3人の監督による“死の向こう側にあるもの”というテーマで描いた3つのストーリー。
第1話 韓国 郊外の住宅地に妻と娘とともに平穏に暮らす男の妻が失踪してしまう。そして、その日から幻覚に悩まされることになるのだが……。
第2話  タイの伝統芸能の一つ“ヒュン・ラコーン・レク”の伝統を守るため、一族の家長は、万が一にもその伝統を盗もうとする者があればその者が呪われるように人形に呪術をかけていた…。
第3話  妻に先立たれた警官チャン・ワイ(エリック・ツァン)は息子と2人で古びた共同住宅に引っ越してきた。
ある日8歳の息子が行方不明になり、同じ住宅に住むユウ・ファイ(レオン・ライ)を訪ねるが、そこで、見たものは…。

  感想  
 

このオムニバスホラーを見てみると、それぞれの国の『恐怖感』と言うのが理解できる。

まず、韓国編だが、新興住宅地の冷たく乾いた映像で始まるドラマは、韓国映画らしく残酷映像で恐怖感を煽るが、落ちがすぐに読めてしまい、ストーリー的にはありきたりで、内容が全くない。

次にタイ編だが、ストーリーがまるで古典的で、タイ人にとっての恐怖感に疑問を感じる作品であった。
まるで数十年前の映画のような単純なストーリーは、落ちもくだらなく、まるで素人もどきの代物であった。

最後に香港編、
これは傑作である。
ホラーと言うより、悲しいラブ・ストーリーの要素が強い美しい作品である。
映像も美しく、あの ウォン・カーウァイの作品でおなじみの『クリストファー・ドイル』が撮影だと知り納得。
この作品はオムニバスとして時間を短縮するにはもったいないほど秀作で、ぜひ1本物として製作して欲しかった。
廃墟のような巨大住宅の住人は、この親子とレオン・ライ演ずる男の家族とたった2組である。
来月には取り壊しとなる住宅に、なぜこの親子が越してくることになったのか、その辺の理由も時間的余裕があったのなら描けていただろう。他の2作が駄作だったために、この映画自体の評価は低くなるが、この作品を見るために鑑賞する価値は十分あると思う。
この廃墟のような巨大住宅の底知れぬ不気味さは、子供が恐怖するのが理解できるほど、恐ろしい。
行方不明となった子供を捜すために、レオン・ライ演ずる男の元を訪ねる父親がその家で知った驚愕の事実とは?
ラストは、切なく悲しい。そして美しい。
おすすめの作品である。

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