ショーン・ペン 、ティム・ロビンス 、ケビン・ベーコン 、ローレンス・フィッシュバーンという超一流の演技派役者をそろえ、原作、
演出の確かさ、すべてにおいて完璧と言える。
原作は、本国においてベストセラーであり、ストーリーは完璧、それを映像化するにあたり、俳優であるクリント・イーストウッドがサスペンスとして巧みに演出している。
彼は1971年の『恐怖のメロディ』 に始まり、多くの作品で主演・監督を兼ねているので、監督としても経験は豊富である。
『マディソン郡の橋』 のようなロマンスから、この作品のような社会派サスペンスまで幅広い監督をこなし、俳優としても、監督としても一流であることをつくづくこの作品で実感した。
この映画は実に重いテーマを扱っている。
幼少時に遭遇した衝撃的な体験にずっと囚われる男性。
そのトラウマに苦しむテイム・ロビンス演じるデイブの苦しみが、見るものを同じように辛い気持ちにさせる。
それは余りにも切なく、悲しみに満ち溢れている。
やるせない思いがいっぱいのままラストを迎え、何か心に怒りが満ち溢れてきた。
ある種の余韻を残す映画であった。
しかし、このような類の映画は、好みがはっきりと分かれるであろう。
重い映画だということを念頭に置いて見て頂きたい。
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