この『アダム神の使い 悪魔の子』は2004年度作品であり、2005年に日本でも公開された「ハイド・アンド・シーク暗闇のかくれんぼ」の前年に制作された。
この"2年落ち”作品と言うのは、相当曲者であることは間違いない。
「ロバート・デニーロ」程のネーム・バリューがあり、作品的にもまずまずの内容なら、ハイ・アンド・シークの前に公開されたであろうし、
実は本国アメリカでは大コケしたイワク付きの作品でもあるのだ。
実際そうした事実を知らず鑑賞しても、
身をもってそれを体感することであろう。
クローニングの恐怖をあおるスリラーサスペンスなのだが、始めはそれなりに謎の部分を大いに期待して進行を子供が成長するごとに異常をきたす原因が解明されたときには一気にしらけてしまった。
それは余りにもこじつけがましく、思わず嘲笑してしまった次第である。
もっと自然にクローンに対する恐怖を煽る要因として描くことはできなかったのか?
まあ、いうなればハリウッド映画らしい結末だが・・・・。
しかし、数々の実験によってクローン技術が進歩した今、いつかこのような出来事が起こっても不思議ではないし、可能性としてはありえる。それが日常的なことになったら、いったい人間の文明にどのような影響を与えるのだろう?
考えるだけで恐ろしい。
ちなみに、この映画の配給元である映画会社が、映画内で登場するデニーロが主催する『ゴット・セント協会』をさも実在するかの様にwebサイトを開いている。(映画配給会社はその事実を不定してはいるが)
参考までに一度訪れてはいかがであろうか。なかなか凝った作りのサイトである。
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