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真珠の耳飾の少女


Girl with a Pearl Earring

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監督:ピーター・ウェーバー
出演:コリン・ファース、スカーレット・ヨハンソン、トム・ウィルキンソン、キリアン・マーフィー
製作:2004年、イギリス
評価:★★★★

  ストーリー    
 

1665年、オランダのデルフト。17歳のグリートは事故で失明した父に代わり家計を支える為、画家のヨハネス・フェルメールの家に雇われ、住み込みの使用人となった。
子だくさんのフェルメール家で、朝から晩まで重労働に追われる毎日。
その日々のなかで、美的感覚の鋭さをフェルメールに認められたグリートは、絵の具の調合の仕事を任されるようになる。
そんなふたりの関係に嫉妬するフェルメールの妻カタリーナ。
そして、狡猾な策略をめぐらせるパトロンのファン・ライフェン。彼の挑発に乗せられる形で、フェルメールは、グリートをモデルにした絵を描くことになるのだが…。

  感想  
 

数年前、このフェルメールの絵を題材とした『ヒアシンスブルーの少女』という小説を読んだ。

その物語は、八編の短篇がそれぞれ絡まりながらフェルメールの絵を巡って進展し、一つの物語として完結する手法を取っている。
現在から始まり、ナチスの台頭する時代、そして最後にこの絵が描かれた17世紀へと、絵画が巡る数奇な運命の旅を描いた小説である。静かだが心にじんわりと来る物語であった。

『真珠の耳飾の少女』―通称『青いターバンの少女』。 謎に包まれた名画の モデルの少女をめぐる物語が、この映画である。フェルメールの絵画のように投影される光や陰影の表現、カラートーンが美しい。
少女グリートが、フェルメールの奥方にアトリエの窓をふいても良いか尋ねた時の台詞、
『光がかわります』
この台詞にふっと鳥肌が立つ思いだった。

全編彼の描く絵画のような映像、柔らかな時の流れを感じさせる静かな、静かなストーリー。
互いに愛を感じてはいても決して、口にも行動にも出さない・・・。
最後までお互いの感情を表に出すこともなく静かに幕を下ろしていく・・・・。

見るものに深い余韻を残して・・・。

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