この映画を映画館まで足を運んで観た方は『ペ・ヨンジョン』目当ての人が多いのではないだろうか。
しかし私は彼に対する知識は、名前と『冬のソナタ』に主演したということぐらいで、全く出演作を見たこともなかった。
原作があのラクロの『危険な関係』だと知り、フランス宮廷から韓国に舞台を移して、どう演出されているのか、また韓国の18世紀と言うのはどのような文化を持っていたのか、歴史好きの私には非常に興味深く、鑑賞に至ったと言う次第だ。
ラクロの書簡『危険な関係』は、フランスの宮廷の歴史を知るには貴重な一冊である。
学生時代に、この本を読み、1988年に『ジョン・マルコビッチ』主演で映画化された『危険な関係』を鑑賞し、その後1999年に現代に舞台を移し、設定をテーンエイジャーにした『クルーエル・インテンションズ』を観賞した。
どちらの作品も非常に楽しめたが、
さて、韓国版は?
あまり見る前は正直言って期待していなかったのだが、これが意外や意外、とにかく美術、映像が美しい。
そして女優人も美しい。
『スキャンダル』なんて言う安っぽいタイトルからは想像できないほど、美しく悲しい愛の物語に仕上がっていた。
韓国18世紀の宮廷文化は映像では初めて目にしたが、中国宮廷文化と酷似している点もあるが、色彩的にはもっとシックで落ち着きがあり、興味深い。
この映画を鑑賞してから『冬のソナタ』なるものを観賞したが、ペ・ヨンジョンのイメージは180度違い、『冬ソナ』ファンの一部が『イメージが狂うから見ない』と騒いでいるのも納得。
リアルな濡れ場シーンも多く、これが逆だとファンには相当ショックであるかも知れない・・・。w
逆に見て正解だったかもしれない。映画として、冷静に判断できたので。
私としては歴代の『危険な関係』の中では、この作品が一番お気に入りとなった。
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