実在の684部隊の真実を映画化した作品だが、見終わった後も深い余韻を残す秀作であった。
初めは極道に身を染めた『くず』とも言える男たちが、同じ志を持って精神的に結ばれ、運命を共にするラストは衝撃的である。
娯楽映画として見る人には、どこか中途半端と感じるかも知れないが、あくまでこれは韓国の歴史の側面を描いた映画である。
始めからそれを心してみれば、衝撃的であり、感動的な作品だと思う。
何より演じる俳優がいい。
死刑囚の一人で684部隊第3班長ある『ソル・ギョング』。
彼はNHKドラマにも出演したことがあるが、寡黙だが強い意志のあるこの役を見事に演じていた。
実に味のある役者である。
そして、韓国国民的俳優『アン・ソンギ』演ずる、684部隊を統率する空軍准尉の苦悩する様は、見ていて胸を打つ思いであった。
その研ぎ澄まされた演技力で、人間味溢れる空軍准尉を演じ、この作品に深みを増していた。
Homeへ(映画コーナーには、日本公開前の作品プレビュー多数あります。)
|