うまい、安い、ボリューム満点のしらす専門料理店
江ノ島にやっとたどり着いたときには、もう午後4時を回っていた。
店の前のお土産売り場にはたくさんの人だかりがあり、大変な賑わいである。
夕飯時にはまだ早いと言うのに、店の前のベンチには順番を待つ人達が5,6組ほど待っている。
さすがに話題の人気店である。
土日は1日中人が切れることなくにぎわっているようだ。
店の前のウインドウを眺め、友人と二人して何を食べようかあれこれ迷う。
どれもおいしそうで、すべて味わってみたくなるが、江ノ島にたどり着くまで、あれこれ車の中で食べていたので、お腹は全くと言っていいほど空いていない。
15分ほど待ち、2階の席に案内された。
ここは座席とテラス席があり、テラスと言っても、外部とはビニールシートで遮断されているので、暖かい。
そしてゆったりとしているので、テラス席のほうがより落ち着く雰囲気である。
今日は土曜の為、客の入りも多いようで、水揚げに限りがある生しらすは「とびっちょ丼」のみ入っているようだ。
やはりここに来たからには何が何でも「生しらす」を食せねばならないという使命感に囚われ「とびっちょ丼」をそれぞれ頼み、他に何品か単品を注文しようということになった。
が、しかし・・・・・・他の客の注文の「とびっちょ丼」が運ばれて来たので思わず覗き込むと、なんとも巨大な丼なのだ!!
あれを食べたら他にはもう何も入らないだろう・・・。
「とびっちょ丼」は1個にして、しらすさつま揚げとしらすかき揚げ、ビールを注文することにした。
まずビールで乾杯!!
5時間もずっと一人で運転をしてきたので、疲れた体にしみるようにおいしい!!
そして、しばらくすると「しらすさつま揚げ」が運ばれてきた。
揚げたてのアツアツさつま揚げをひとくち口に入れると、はんぺんをちょっと硬くしたような食感とほんのりとした甘みが口に広がる。
白身魚としらすだけを贅沢に使った、市販のさつま揚げでは到底表現できないすばらしい味わいである。
二人してそのおいしさにしあわせ気分♪
そしてかき揚げが運ばれて来た。
そのボリュームに唖然・・・。
大きなかき揚げが山のように2枚重なっている。
到底すべて食べきるのは不可能のように思えた。
天汁につけずに塩で味わうことにする。
さくっ、香ばしい香りが鼻腔をくすぐる。
そしてたまねぎの甘い香りが口いっぱいに広がった。
さすがに680円でこのボリュームである。
すべてしらすだけで調理することは到底コスト的には不可能であるので、たまねぎ、にんじんなどの野菜と共にしらすがちらほらと見え隠れしている。
思ったより油っぽさがなく、スナック菓子でも食べる感覚で箸も進む。
そしてメインディシュである「とびっちょ丼」が巨大な椀とともに運ばれて来た。
インドマグロの中トロ、いくら、 うに、生しらす、釜揚げしらす、とこぶし、イカ、トロサーモン、かんぱち、しらすの卵焼き、大根、レタス、にんじんの千切りがところ狭しと丼の中に入っている。
木のスプーンで、それぞれ小鉢に取り分け、味わう。
好物のインドマグロの中トロが口の中でとろけ、千切りにした野菜と酢飯が、かき揚げやさつま揚げでを食べた後の口の中の粘り気をすっっと拭ってくれる。
ここの釜揚げしらすは塩気がそれほど多くなく、実にまろやかな味わいである。
生しらすはすっと口の中でとろけ、その後にほのかな甘みが口の中に広がる。
この「とびっちょ丼」の味わい深いところは、厳選されたネタはもちろん、この千切りにした野菜にある。
隠し味に邪魔にならない程度にマヨネーズが使われている。
それが酢飯やネタのやわらかい食感と、サクッとした野菜のそれぞれの食感が交じり合って、実に素晴らしいハーモニーをかもし出しているのである。
到底不可能のように思えた「かき揚げ」も、「とびっちょ丼」のさっぱりとした味わいと一緒に食すと、知らず知らず箸が進みすべて食べつくしてしまった。
「とびっちょ丼」、「しらすのかき揚げ」、「しらすのさつま揚げ」、岩海苔の味噌汁、ビール小と中で、しめて4001円。
一人2000円で、こんなに満足できるなんて、おそるべし「とびっちょ」!!
ぱんぱんに膨らんだお腹を二人して「私の方が膨らんだ」とおかしな自慢をし合いながら、「次来た時はこれを食べよう、いやこれもいいね」と次回のメニューをあれこれ思索する二人は、いやはやもっと恐るべし!!
店名:とびっちょ
地図:http://www.tobiccho.com/new/map.html
HPhttp://www.tobiccho.com/
予算:840円〜2000円
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