どこか懐かしい安らぎのカフェ
表通りから1本隔てた路地裏にそのカフェはあった。
どこか懐かしいドアを開けて店内に入ると、ジャズのけだるいリズムが耳に優しく響いてきた。
店内を見渡すとオーナーのこだわりなのか、すべて時代物のインテリアで統一されている。
昔のコーラやファンタの瓶から始まって、ビクターの犬の置物、ケースの中に飾られた腕時計、ブリキのおもちゃ・・・。
そしてよく見ると、椅子も寄せ集めのようで、ばらばらである。
そして、それらの中に溶け込むように1匹の三毛猫。
丸々と太って、 ちょっとふてぶてしい目つきで私達を眺めている。
椅子の下で手をひらひらさせて、猫を呼んでみる。
すぐさま猫は動きに反応して、首にかけた鈴を鳴らしながら、こちらに駆け寄ってきた。
「ふん、なんだ・・人の手か・・」
とがっかりしたようなつまらなそうな表情を浮かべ、私の隣の座席に飛び乗り、背を向けるように座った。
後ろ姿はまん丸としてまるで「大福もちの」ようであり、 ちょうど背のところにカメラのフラッシュが当たり、まるで猫型ランプのような姿でもある。
昭和の歴史を凝縮したようなインテリア。
そこに一体化したような1匹の三毛猫。
鈍いオレンジ色の光。
けだるいジャズの調べ。
ここには現実とは違う別の時間の流れがある。
ゆったりと、静かに時間は流れて行く・・・・。
楽しかった一日の出来事を友人と語りながら、江ノ島での短い滞在の締めにふさわしいカフェで、ほろ苦いコーヒーを頂く幸せ。
本当に今日は江ノ島に来て良かった!!
店名:カフェーマル
地図:しらす料理専門店「とびっちょ」裏 とびっちょの地図を参照してください。
予算:コーヒー 400円・手作りケーキセット700円
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